予防
原発性免疫不全症候群は、生まれつきの遺伝子異常によるものであり、予防することはできませんが、早期発見により予後の改善が期待できます。
最近では、もっとも重症な免疫不全症である重症複合免疫不全症(SCID:スキッド)、B細胞欠損症(BCD:ビーシーディー)に対する新生児スクリーニング(生まれたばかりの赤ちゃんのかかとの血液を少量とって行う検査)が、全国で開始されており、予後の改善が期待されます。
HIV感染によるエイズは、感染者の体液を介して感染することによって発症する病気であるため、コンドームの着用、他者の血液や体液に直接触れないことなどを徹底すれば予防することが可能です。また、がんや糖尿病などの病気が原因で引き起こされる免疫不全症候群は、原因となる病気に対して適切な治療を継続することが予防につながります。
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