治療
免疫不全症候群では、感染症を起こしている場合には治療が必要とされます。具体的には、病原体に対して効果が期待できる抗生物質や抗真菌薬、抗ウイルス薬の使用などが行われます。
また、免疫不全を起こしている根本に対しての治療介入も必要です。エイズであれば、HIVをコントロールするための抗ウイルス薬が使用されます。ウイルスの量を減らすことで、免疫機能を回復させることが重要です。
原発性免疫不全症候群であれば、予防内服、免疫グロブリンの補充療法、造血幹細胞移植などが選択されます。
免疫不全症候群では、日頃の生活から感染に気をつけることも大切です。また、後天的な免疫不全症候群の原因となるHIVでは、コンドームを使用するなど性感染症予防に注意することが重要です。
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