治療
卵巣腫瘍と診断された場合は、次のような治療が行われます。
手術
基本的に、卵巣腫瘍は手術による治療が行われます。手術の方法は腫瘍の大きさや広がり、年齢などによって異なり、良性腫瘍の場合は腫瘍部分のみを切除する手術が行われます。
一方、良性腫瘍であっても腫瘍が大きくなっている場合は卵巣ごと切除することとなります。また、悪性腫瘍の場合は進行度によって卵巣だけでなく卵管、子宮、周囲のリンパ節・腹膜などを広範囲に切除しなければなりません。
薬物療法
悪性腫瘍の場合は、再発を予防するために手術後に抗がん剤や分子標的治療薬による薬物療法を行うのが一般的です。また、発見時すでに進行していて手術が困難な場合は第一に抗がん剤治療を行い、がんが小さくなった段階で手術を行います。
放射線治療
放射線を照射して腫瘍の縮小を図る治療法ですが、卵巣腫瘍に対して放射線治療を行うケースは少ないとされています。しかし、手術後に再発した卵巣がんに対して、痛みなどの症状を改善する目的で行うこともあります。
医師の方へ
卵巣腫瘍について
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