治療
尋常性疣贅の治療は多岐にわたり、症状や患者の状態に応じて選択されます。
近年では液体窒素を使用する凍結療法やサリチル酸外用による治療が比較的推奨度の高い治療とされている一方で、尋常性疣贅の治療の中には保険適用のない治療が多くあり、特別優先的に推奨される治療もないとされています。そのため、治療を受ける際は具体的な内容や費用などについても詳しく説明を受けるようにしましょう。
液体窒素凍結療法
液体窒素凍結療法は、液体窒素により尋常性疣贅を凍結させて除去を試みる治療方法です。溶かすための融解と凍結を4~5回程度繰り返して行われますが、発症している部位や尋常性疣贅の種類を踏まえて治療を進めていきます。
また、人によってはジンジンとした痛みを伴う場合があります。
サリチル酸外用
サリチル酸が含まれた軟膏を塗ったり、絆創膏を貼ったりして尋常性疣贅の除去を試みる治療です。化学熱傷*を引き起こしたという報告もあるため、周辺の皮膚に対する影響を観察しながら使用することが大切です。
*化学熱傷:化学物質が皮膚などに触れることによって、やけどのような傷ができること
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