症状
尿細管性アシドーシスの原因はさまざまであり、原因や状況などに応じて症状には個人差があります。
尿細管性アシドーシスでは、尿を濃くすることができなくなり、尿が多く出るようになります。体内の水分がうまく保持できず、多くの水分を欲するようになります。子どもであれば、おねしょも長引く傾向があります。
また、腎臓が石灰化することもあります。これにより、腰痛や側腹部痛が生じたり、長期的な腎機能の低下につながったりすることがあります。
さらに、腎臓以外の臓器に症状が出現することもあります。たとえば、あるタイプの尿細管性アシドーシスでは難聴が生じたり、くる病や骨軟化症などの骨の病気が生じたりすることがあります。骨の病気を発症すると骨が弱くなってしまい、骨の変形や骨折を起こしやすくなります。
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