治療
心アミロイドーシスの治療は、上述した3つのタイプによって大きく異なります。
ALアミロイドーシスは、異常な免疫グロブリンと呼ばれるタンパク質の過剰な産生を抑えるために、抗がん剤治療と造血幹細胞移植を行います。一方、遺伝性トランスサイレチンアミロイドーシスに対しては、これまで肝移植が行われてきましたが、近年では野生型サイレチンアミロイドーシスとともに進行を抑える飲み薬(トランスサイレチン安定化薬)などによる薬物療法を行うことも増えています。
また、心アミロイドーシスはこれらの病気自体を治したり進行を抑制したりする治療以外に、心不全や不整脈などを改善するための対症療法を行う必要もあります。心不全に対しては薬物療法が主体となりますが、不整脈はペースメーカーなどの植え込みを行うことがあります。
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