きゅうせいかんしょうこうぐん

急性冠症候群

最終更新日:
2021年11月17日
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2021/11/17
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原因

冠動脈の狭窄・閉塞の主な原因は、動脈硬化によって生じた冠動脈内の血栓(血の塊)です。

動脈の壁が厚くなったり硬くなったりして血管内が狭くなる状態を動脈硬化といい、動脈硬化にはいくつかの種類がありますが、もっとも多いのがプラーク・アテロームによる粥状動脈硬化(じゅくじょうどうみゃくこうか)(アテローム性動脈硬化)です。

アテロームとは、コレステロールなどの脂肪を含むドロドロとした粥状物質のことで、アテロームが増殖してできた隆起病変をプラークと呼びます。これが冠動脈の壁に作られることで動脈内が狭くなります。

そしてこのプラーク・アテロームが破綻すると、そこに血栓が生じ、血栓によって冠動脈内が高度に狭窄すると不安定狭心症、完全に塞がると急性心筋梗塞となります。

動脈硬化が進行する危険因子として、高血圧脂質異常症糖尿病、肥満、喫煙、ストレス、加齢などが挙げられ、このような危険因子が多いほど急性冠症候群にかかりやすくなります。

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