症状
急性扁桃炎の主な症状は、発熱や喉の痛み、体のだるさ、首のリンパ節の腫れなどです。喉の痛みが強い場合は、飲食が困難になる方もいます。
急性扁桃炎の初期症状はかぜとよく似ていますが、かぜ薬を服用してもなかなか軽快しにくいという特徴があります。
典型的な急性扁桃炎の場合は、口蓋扁桃の赤みや腫れ、あるいは白い膜のようなもの(白苔)の付着が確認できます。症状が進行すると、炎症の範囲が広がって扁桃周囲炎を発症したり、膿がたまり膿瘍が形成されて扁桃周囲膿瘍を発症したりすることもあります。
扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍
扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍はほとんどが片側の口蓋扁桃に生じます。
飲食が難しいほどの喉の痛みや、38℃を超える高熱、耳の痛み、口臭、筋肉の炎症、口の開きにくさなど、多様な症状が現れることが特徴です。急性扁桃炎が子どもに生じやすいのに対し、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍は20~30歳代の成人に多くみられます。
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