検査・診断
急性白血病が疑われる場合は、血液検査で血液細胞の増減の様子を調べ、骨髄検査で確定診断を行います。
骨髄中の未熟な細胞や成熟した細胞の割合を調べ、骨髄中の芽球と呼ばれる細胞が20%以上であれば、急性白血病と診断されます。さらに、骨髄中の芽球についてペルオキシダーゼ染色と呼ばれる検査を行い、陽性の芽球が3%未満であれば急性リンパ性白血病、3%以上であれば急性骨髄性白血病と診断されます。
また、急性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病には特徴的な染色体異常や遺伝子異常が現れていることがあります。予後や治療法に影響することから、これらを調べるための染色体検査・遺伝子検査を行うこともあります。
このほか、周りの臓器への病気の広がりを調べるため、腹部超音波検査や腹部CT検査を行うこともあります。
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