症状
急性胃腸炎の症状は原因によっても異なりますが、主に一時的な吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、血便、発熱などが挙げられます。
感染性胃腸炎の場合、感染したウイルス・細菌・寄生虫の種類に応じて潜伏期間があり、潜伏期間を過ぎた後に症状が現れることが一般的です。たとえばノロウイルスの場合、潜伏期間は12時間から2日程度といわれています。
脱水症状
嘔吐や下痢に伴って脱水症状が現れる場合があります。
脱水症状とは、体の水分量が不足することにより、口の乾きや体のだるさ、血圧の低下、意識障害など、さまざまな症状が現れることです。症状が現れる前に、速やかに経口補水液などで水分補給を行うことが大切です。
特に子どもの場合、必要とされる水分の割合が大人と比較して多いことなどもあり、少しの嘔吐や下痢でも脱水症状を引き起こしやすいといわれています。泣いても涙の量が少ない、口の中がベタついている、尿の量が減っているなどの特徴があれば、脱水症状が生じている可能性があります。
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