きゅうせいじんしょうがい

急性腎障害

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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検査・診断

心身の負担が少ない検査として、最初に行われるのは、採血、尿検査、腹部超音波検査です。

採血

  • 腎機機能を確認:クレアチニン(Cre)、尿素窒素(BUN)など
  • 電解質を確認:ナトリウム(Na)、クロール(Cl)、カリウム(K)、カルシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、リン(P)など
  • 貧血や脱水を確認:Hbヘモグロビン)、Alb(アルブミン)など
  • 炎症反応の確認:CRP、WBC(白血球)、血沈など

尿検査

尿試験紙法、尿生化学、尿沈渣、尿浸透圧などの検査を行い尿中タンパク質や血尿の有無を測定します。

画像検査

画像検査では、腹部超音波検査、腹部/骨盤部CT検査などを行い、腎臓の大きさを評価します。腎臓が正常~腫大しているときには急性腎障害、小さくなっている場合は慢性腎障害を考えます。また、水腎症や膀胱の拡大があれば腎後性を疑い、その原因を確認します。

腎生検

この検査は、背部から針を刺して直接腎臓から組織を取り顕微鏡で確認する検査です。心身への負担を考えると少しハードルは上がりますが、腎性の腎障害が疑われる場合には非常に有用な検査で、これにより正確な診断がつき治療方針に役立ちます。
 

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急性腎障害について

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急性腎障害を得意な領域としている医師

  • 国立国際医療研究センター病院 腎臓内科 血液浄化療法室統括医

    • 急性腎障害
      • 急性血液浄化療法
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      • 薬物療法
      • 運動療法
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  • 横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科 部長

    • 高血圧症
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  • 公立大学法人 横浜市立大学 医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学 主任教授、横浜市立大学附属病院 副病院長

    • 慢性腎臓病
      • 腎生検による組織診断に基づく治療方針の決定
      • SGLT2阻害薬・腎性貧血治療薬・尿毒素吸着薬・血圧管理・食事栄養療法などによる包括的腎臓病治療
      • 腎不全療法選択(血液透析、腹膜透析、腎移植)
      • 透析合併症(血液透析用シャント不全・閉塞、腹膜透析合併症など)
      • PD-HDハイブリッド療法
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      • 腎生検による組織診断に基づく治療方針の決定
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      • 腎生検による組織診断に基づく治療方針の決定
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