きゅうせいじんしょうがい

急性腎障害

検査・診断

心身の負担が少ない検査として、最初に行われるのは、採血、尿検査、腹部超音波検査です。

採血

  • 腎機機能を確認:クレアチニン(Cre)、尿素窒素(BUN)など
  • 電解質を確認:ナトリウム(Na)、クロール(Cl)、カリウム(K)、カルシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、リン(P)など
  • 貧血や脱水を確認:Hbヘモグロビン)、Alb(アルブミン)など
  • 炎症反応の確認:CRP、WBC(白血球)、血沈など

尿検査

尿試験紙法、尿生化学、尿沈渣、尿浸透圧などの検査を行い尿中タンパク質や血尿の有無を測定します。

画像検査

画像検査では、腹部超音波検査、腹部/骨盤部CT検査などを行い、腎臓の大きさを評価します。腎臓が正常~腫大しているときには急性腎障害、小さくなっている場合は慢性腎障害を考えます。また、水腎症や膀胱の拡大があれば腎後性を疑い、その原因を確認します。

腎生検

この検査は、背部から針を刺して直接腎臓から組織を取り顕微鏡で確認する検査です。心身への負担を考えると少しハードルは上がりますが、腎性の腎障害が疑われる場合には非常に有用な検査で、これにより正確な診断がつき治療方針に役立ちます。
 

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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