治療
性分化疾患の治療には、急性期において医療的な介入が求められる疾患もありますが、それ以外にも社会的な問題や本人の性別に対しての認識など、多種多様な側面に対しての介入が必要とされます。妊孕性についての問題をはらむこともありますが、現在のところ適切な治療方法があるとはいい難い状況です。
性分化疾患の治療では、出産直後から長期的に渡り、短時間のうちに解決する問題ばかりではありません。そのため、医療者がご家族のみならずご本人とも良好なコミュニケーションを確立していくことは大変重要であり、欠かせません。たとえば、新生児~乳児期であれば、医療的方針は原則ご家族と話し合って進めていきます。しかし、ご本人が幼児~学童と成長すれば、いろいろなことを理解し始め自分が置かれている状況と向き合うことになります。
医師の方へ
「性分化異常症」を登録すると、新着の情報をお知らせします