検査・診断
慢性副鼻腔炎の診断では、鼻の中の状態や鼻のはたらきを調べるさまざまな検査が行われます。また、炎症の程度を調べる血液検査やアレルギー検査なども実施されることがあります。
鼻腔内視鏡検査
この検査では、"ファイバースコープ"と呼ばれる細長い管状のカメラを鼻の穴に挿入し、鼻水の状態や鼻ポリープの有無などを確認します。
鼻腔通気度検査
鼻の通りや鼻づまりの程度を客観的に評価する検査です。
画像検査
鼻のX線検査やCT・MRI検査などの画像検査を行い、鼻の内部の状態や形状を詳細に確認します。これにより、炎症の部位や程度、広がりなどが分かるほか、鼻の構造的な異常の有無も確認できます。
嗅覚検査
においを感じる能力を評価する検査です。主に、複数の香りを嗅いで判別する基準嗅覚検査や、薬液を注射して匂いを感じるまでの時間を測定する静脈性嗅覚検査が行われます。
細菌培養検査
感染症の原因となる細菌を特定するための検査です。
組織検査
鼻ポリープの一部を採取し、顕微鏡で詳しく調べる検査です。特に好酸球性副鼻腔炎の場合、鼻ポリープ中の好酸球の数が多くなることが特徴的です。
「慢性副鼻腔炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします

