検査・診断
好酸球性副鼻腔炎では問診で気管支喘息の有無を確認することが重要です。鼻鏡や内視鏡を用いて鼻腔を観察します。そして、鼻汁の量や質、粘膜の腫れ具合、鼻ポリープの有無を確認します。そしてレントゲン、CT、MRIといった画像検査を行います。副鼻腔は骨に覆われているため内視鏡で観察ができないためです。レントゲンよりCTの方がどの副鼻腔に炎症が起こっているか詳しくわかります。そのため、近年は最初からCT を行うことが増えています。MRIでは副鼻腔を占拠している病変の性状が分かります。
癌や乳頭腫など腫瘍性病変や、好酸球性副鼻腔炎の鑑別には生検が有用です。また、鼻腔や鼻汁の細菌培養検査は抗菌薬の選択に役立ちます。また、アレルギー性鼻炎を原因として発症することもあるため、採血などでアレルギーに関連した検査も行います。
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