治療
慢性副鼻腔炎の治療では、症状の改善を目指す保存的治療と外科的治療が行われます。通常、保存的治療から開始し、効果が不十分な場合に手術による外科的治療が検討されます。また、むし歯や歯周病が原因の場合は、歯科治療が必要となることがあります。
保存的治療
保存的治療は、手術を行わずに症状の改善を目指す治療法です。主に以下の方法があります。
ネブライザー療法
霧状の薬剤を鼻から吸引し、直接炎症部位に届けることで効果的に症状を改善します。
薬物療法
薬物療法では、抗菌薬、抗アレルギー薬、ステロイドの内服薬や点鼻薬を使用します。これらを適切に組み合わせることで、鼻づまりや鼻水などの症状を緩和し、副鼻腔の炎症を抑制します。ただし、抗菌薬を服用しても改善が見られない場合は、手術などの外科的治療が検討されます。
副鼻腔の膿吸引・洗浄
副鼻腔に溜まった膿や炎症性物質を除去し、副鼻腔の環境を改善します。
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