予防
慢性腎臓病の原因は多岐にわたるので一概にはいえませんが、高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣の乱れに関連する病気は腎臓の機能低下を引き起こすリスクになるだけでなく、腎機能低下の速度も上げることが分かっています。そのため、慢性腎臓病の予防として毎日の生活習慣の見直しをすることは有効です。たとえば、体重を適正に保つ、塩分や糖分の取りすぎを控える、食べ過ぎない、禁煙する、適度な運動をするなどが慢性腎臓病の予防法として挙げられます。腎臓を悪くする可能性のある解熱鎮痛薬や漢方などの飲み過ぎを防ぐことも予防法の1つといえます。
また、慢性腎臓病は進行するまで無症状であり、さらに、進行し失われた腎機能は取り戻すことができないため、定期的に健康診断を受けて腎臓の状態をチェックすることも慢性腎臓病の大事な予防法の1つといえるでしょう。
実績のある医師
周辺で慢性腎臓病の実績がある医師
医師の方へ
Medical Note Expertでしか読めない、学会や医局の最新医療知見を得ることができます。
【第65回日本腎臓学会レポート】慢性腎臓病におけるSGLT2阻害薬の有効性――腎・心不全アウトカム試験のエビデンスを踏まえた検討(3200字)
これまでに、SGLT2ナトリウム・グルコース共役輸送体2(sodium-glucose co-transporter-2 :SGLT2)阻害薬に関する複数の大規模臨床試験が行われてきた。その中で、SGLT2阻害薬によって、慢性腎臓病(Chronic kidney disease:CKD)患者における
【第119回日本内科学会レポート】慢性腎臓病(CKD)対策における地域連携・多職種連携(3100字)
自覚症状の乏しい慢性腎臓病(以下、CKD)は早期発見と適切な治療が重要である。CKDの重症化予防とCKD患者(透析患者および腎移植患者含む)のQOLの維持・向上を図るために、2018年に厚生労働省から『腎疾患対策検討会報告書』が発表された。この中で、CKD対策で実施すべき取り組みとして(1)普及啓発
この記事は参考になりましたか?
なお、こちらで頂いたご意見への返信はおこなっておりません。医療相談をご要望の方はこちらからどうぞ。
「慢性腎臓病」を登録すると、新着の情報をお知らせします
「慢性腎臓病」に関連する記事
- これからの時代に求められる腎臓内科診療――患者さんの“腎生”に寄り添う市立東大阪医療センター 腎臓内科 部長代理藤村 龍太 先生
- 透析療法の導入――患者さんのライフスタイル・価値観に合った選択を市立東大阪医療センター 腎臓内科 部長代理藤村 龍太 先生
- 慢性腎臓病の治療――専門医とかかりつけ医の連携と多面的なサポートで腎臓の機能を若く保つ市立東大阪医療センター 腎臓内科 部長代理藤村 龍太 先生
- 腎代替療法の選択――治療とともに充実した人生を歩むために国立国際医療研究センター病院 腎臓内科 ...片桐 大輔 先生
- 医師に聞く“慢性腎臓病”の治療のポイント~最新トピックスや日常生活での注意点とは~イーヘルスクリニック新宿院 院長、帝京大...天野 方一 先生