治療
手足口病の原因ウイルスに対する抗ウイルス薬は開発されていないため、現時点で手足口病を根本的に治す治療はありません。そのため、治療はそれぞれの症状を和らげるための“対症療法”が主体となります。
具体的には、発熱に対する解熱剤、口の中の痛みに対する鎮痛薬などが用いられます。水ぶくれは3~7日ほどで自然にかさぶたとなって治っていくため、かゆみや痛みなどがない場合は特に塗り薬などは必要ありませんが、何らかの症状がある場合は抗ヒスタミン薬などが含まれた塗り薬が使用されます。
また、口の中の水ぶくれが潰瘍化し十分な飲食ができない場合は、脱水の予防・改善のため乳幼児は特に点滴治療が必要になることもあります。
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