治療
治療が必要な高ビリルビン血症と判断される場合、核黄疸を防ぐために、ビルビリンを排出するための治療が行われます。治療方法には、光線療法と交換輸血があります。
光線療法
光を照射することで、ビリルビンを水に溶けやすい形に変え、胆汁内への排出を促す治療です。新生児高ビリルビン血症の標準治療とされています。
交換輸血
ビリルビン濃度が高くなっている血液を動脈から体外へ出し、同時に静脈へと輸血を行う治療法です。光線療法では対応できない場合などに選択される治療方法です。
ガンマグロブリン療法
血液型不適合による高ビリルビン血症には一定の効果があります。
原因となる病気に対する治療
光線療法や交換輸血によりビリルビンを排出させるだけでなく、新生児高ビリルビン血症の原因となっている病気への治療も行われます。たとえば、感染症が原因となっている場合は、その感染症治療に適した薬剤の投与が行われます。甲状腺機能低下症が原因の場合は、甲状腺ホルモン補充療法が行われます。
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