検査・診断
梅毒の診断には、血液中の梅毒トレポネーマに対する抗体*を確認する抗体検査が行われます。また、梅毒に感染すると血液中にカルジオリピンというリン脂質に対する抗体(抗カルジオリピン抗体)ができます。抗カルジオリピン抗体は治療後に低下するため、治療の効果を評価する目的で検査されます。
ただし、梅毒トレポネーマやカルジオリピンに対する抗体は感染してから3週間ほど経過しないと血液中に産生されません。状況によっては、6週間ほど経過しないと産生されない場合もあります。感染が疑われる性行為などがあった場合でも、その直後に診断が可能なわけではないため適切な時期に検査を受けることが大切です。
*抗体:病原体を攻撃するたんぱく質。
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