治療
梅毒の治療では、ペニシリン系の抗菌薬の注射や内服などが行われます。
注射薬は2022年から日本国内での使用が可能になりました。早期(第I期~第II期)の梅毒では1回の注射で治療が完了するため、内服薬のように薬を飲み続ける必要がないことが特徴です。後期(感染後1年以上経過した場合)の梅毒では、1週間ごとに3回注射する必要があります。
内服薬は1日3回、28日間の服用を行いますが、副作用が現れた際には薬剤を変更する必要があります。副作用が現れた場合も自身で判断することはせず、必ず医師に相談し、指示に従うようにしましょう。また、服用してすぐに発熱や頭痛などの症状が現れることがありますが、この反応は24時間程度で治まるとされています。
現在では非常にまれな状況ですが、第III期に移行し、心臓や神経へのダメージによる症状がある場合は、それぞれの症状を改善するための対症療法が必要に応じて行われます。
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