すいにょうかんしょう

水尿管症

同義語
巨大尿管症,巨大尿管
監修:

原因

腎臓と膀胱をつなぐ尿管の一部が狭くなることで尿の流れが滞り、水尿管症が起こります。尿管の一部が狭くなる原因には、先天的(生まれつき生じるもの)な尿管の異常と、後天的(生まれてから生じるもの)な病気や病態があります。

先天的な形態異常を原因とする場合

  • 生まれつき尿管が狭い
  • 尿管の位置の異常により、尿管が血管(下大静脈)に圧迫されている
  • 膀胱内で尿管下部がこぶ状に膨らんだ状態(尿管瘤(にょうかんりゅう)
  • 尿管内にひだが生じている状態(後部尿道弁)
  • 左右の腎臓の下側がくっついた状態(馬蹄鉄腎(ばていてつじん)) など

後天的な病気や病態を原因とする場合

  • 尿路結石の発生
  • 腎盂・尿管がんや膀胱がんなどが尿路に及んだ場合
  • 結核などに伴って尿管に炎症が起こった場合
  • 泌尿器系の手術(経尿道的尿管砕石術や尿管切石術など)によって尿管が損傷した場合
  • 尿道内に故意に異物を入れる(尿道異物
  • 背側にある腹膜の脂肪組織が硬くなる病気(後腹膜線維化症)
  • 尿が膀胱から腎臓に逆流すること(膀胱尿管逆流)
  • 膀胱の収縮力が弱まり尿をうまく出せない状態(神経因性膀胱) など
最終更新日:
2025年02月18日
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2025/02/18
更新しました
2018/07/04
掲載しました。

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水尿管症

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