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こうじょうぜつ

溝状舌

別名
皺襞舌
最終更新日
2017年04月25日
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2017/04/25
掲載しました。

概要

溝状舌(こうじょうぜつ)とは、皺襞舌(しゅうへきぜつ)とも呼ばれる舌背表面に多数の溝が形成される状態で、しばしば左右対称に生じます。ほとんどは先天性でダウン症候群では80%に確認されます。

一方で何らかの全身疾患の症状として生じることもあり、メルカーソン・ローゼンタール症候群では前兆現象として出現することもあります。 

原因

舌の表面に溝や亀裂ができる原因はわかっていません。溝状舌には、遺伝性である先天性溝状舌と、全身疾患によるものや外傷感染や口腔乾燥などが原因で生じる後天性溝状舌があります。ほとんどが先天性溝状舌とされており、これは形成異常、奇形、変型症といった疾患に分類されます。

一方、後天性溝状舌は、舌炎や外傷、ビタミン欠乏症、メルカーソン・ローゼンタール症候群などの全身疾患に付随して起こることもあります。メルカーソン・ローゼンタール症候群では、顔面神経麻痺と肉芽種性口唇炎とともに溝状舌を併発するという報告があります。高齢者では、免疫力や唾液分泌量の低下による口腔衛生状況の悪化がきっかけで発症しやすくなるともわれています。

症状

舌表面の形態異常のためほぼ無症状で、発声・味覚・嚥下機能などの舌の諸機能に対する影響もありません。溝状舌による溝は幅が狭く安静時には溝が密着しているため、歯磨きやうがいによる清掃が不十分だと細菌の増殖や炎症などが生じ、口臭、痛み、味覚障害や運動障害が生じる場合がある。

また舌ブラシで強くこすりすぎて粘膜を損傷すると、痛みが生じる場合もある。舌乳頭の発達が不良で地図状舌(舌の表面に淡紅色の地図のような1mm~3mmの模様が見られる)を合併していることが多い。

検査・診断

特徴的な病変が出現するため、基本的には視診と問診が実施されます。溝の状態による分類もされています。ほとんどの場合で生検は不要とされていますが、全身疾患の関連が考えられるほか症状がひどい場合には実施することもあります。

治療

症状がない場合の溝状舌は正常範囲と考え、治療は不要とされています。しかし溝に舌苔がたまって細菌が付着しやすいため、口腔清掃や洗浄により口腔内や舌表面の清潔を保つことが重要です。

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