たんそ

炭疽

最終更新日:
2023年07月25日
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2023/07/25
更新しました
2017/04/25
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症状

炭疽菌に感染した場合、感染経路が皮膚であれば皮膚が障害され、経口感染では腸、吸入感染では肺が障害を受けます。そのため、感染経路によって症状が大きく異なります。

皮膚炭疽

1~7日の潜伏期間を経て、感染した皮膚に発疹(ほっしん)が出現します。通常痛みはありませんが、かゆみを伴うことがあります。

また、この発疹の周囲に水疱(みずぶくれ)ができ、やがて水疱が破れて黒いかさぶたになります。近くのリンパ節に感染が及ぶほか、血液中で菌が増殖して敗血症を起こすこともあります。未治療の場合、致死率は10~20%とされています。

腸炭疽

感染動物の肉や食品を食べた後、2~5日程度で発症し、嘔吐、悪心、食欲不振、発熱などの症状が現れます。激しい腹痛や吐血、血液の混じった下痢がみられることもあります。

このような症状の後にショック、死亡に至ることがあり、未治療の場合の致死率は25~50%とされています。

肺炭疽

飛散した炭疽菌の芽胞を吸入することによって、初めは軽度の発熱や全身倦怠感、筋肉痛など、インフルエンザ様の症状がみられます。数日すると発熱、呼吸困難、発汗、チアノーゼなどが出現し、この段階になると通常24時間以内に死に至ります。

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