原因
血液中の細胞の一種である白血球ががん化し、がん化した細胞が無制限に増殖することで引き起こされます。
白血球の基になるのは、骨髄の中に存在する“造血幹細胞”と呼ばれる細胞です。この細胞は白血球のほかにも赤血球や血小板などの細胞に分化する能力を持ちます。白血球はさらに顆粒球、単球、リンパ球という3つの種類に分類され、顆粒球と単球は造血幹細胞から分化した骨髄系幹細胞に由来する細胞であり、リンパ球はリンパ系幹細胞に由来する細胞です。
このように、造血幹細胞は分化の過程でさまざまの段階の前駆細胞を経て、最終的に白血球などの血液細胞を生成しますが、何らかの遺伝子異常が白血球に成熟する前段階の細胞に生じることで、白血病を引き起こすと考えられています。
現在のところ、その遺伝子異常を引き起こす原因が判明しているタイプの白血病もありますが、多くの種類の白血病では解明されていません。ただし、ダウン症候群など特定の病気を発症している人は白血病になりやすいことが分かっています。また、放射線やたばこなどに含まれる化学物質、ベンゼン、トルエンなどの有機溶剤の影響で白血病が引き起こされるとの報告もあります。
そのほか白血病の中でも成人T細胞白血病と呼ばれるタイプのものは、“ヒトT細胞白血病ウイルスI型”に感染することによって引き起こされることが分かっており、何らかのウイルス感染が発症に関与するケースもあると考えられています。
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