検査・診断
白内障が進行すると視力が低下するので、視力検査を行います。もともと近視や遠視、乱視がある方は、裸眼では視力が低下しているので、白内障による視力低下なのか判断できません。そのため、一番視力の出る眼鏡をかけて矯正視力検査を行います。白内障があるかどうか、また白内障の程度や種類を調べるのには、細隙灯顕微鏡という装置を使って、水晶体の透明度、水晶体のどの部位がどれくらい濁っているかを観察します。
糖尿病のある方は、糖尿病網膜症など糖尿病による眼合併症でも視力低下をきたす可能性があります。白内障だけによる視力低下なのか、それとも糖尿病網膜症による視力低下なのかを判断するために、散瞳しての眼底検査や必要に応じて眼底の断層写真による検査も行います。また、その他にも視力低下をきたす眼の病気はたくさんあるので、眼圧検査や視野検査など網羅的な検査が必要になります。
医師の方へ
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