症状
特定の肋間神経に生じる痛みであるため、その肋間神経が支配する筋肉や皮膚の領域のみの痛みが生じます。痛みは非常に強いことが多く、広範囲ではなく、範囲が限られた痛みであることが特徴です。
原発性の場合は、肋間神経そのものの痛みより肋間神経が支配する筋群(主に内・外肋間筋)のれん縮による痛みが主であると考えられます。そのため、不自然な姿勢や同じ姿勢を長時間取っていたり、ストレスにさらされたり、肩や背部の筋群が凝ったりすると起きやすくなります。症状は発作的で、数秒~数十秒続くことが特徴です。
一方、続発性の場合は、上半身を動かしたり、前かがみになったりしたときに肋間神経への圧迫が強くなって非常に強い痛みが生じます。また、原発性と異なり、原因となっている病気や異常が取り除かれるまで続くなど、痛みの継続時間が極めて長いことが特徴です。また、帯状疱疹ではピリピリとした表層部の痛みが生じ、特有の皮疹を伴わないことも多いです。
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