検査・診断
肝がんが疑われるときは次の検査を行います。
血液検査
肝臓の機能の状態、肝炎ウイルス感染の有無などを調べるため血液検査を行います。また、肝がんは発症すると“AFP”や“PIVKA-Ⅱ”という血中の腫瘍マーカーが高値になるため、診断の手がかりの1つとしてこれらの値を測定します。ただし、腫瘍マーカーの結果は必ずしも正確ではないため、血液検査だけでがんの有無を判断することはできません。
画像検査
がんの有無や大きさ、位置、広がりなどを調べるために画像検査を行います。
まず行う画像検査は超音波検査(エコー検査)です。体への負担なく短時間で行うことができ、簡易的にがんの有無を評価できます。ただし、超音波検査はがんの広がりや性質などを詳しく観察することはできないため、精密検査のために造影CT・MRI検査を行います。
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