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かんがん

肝がん

同義語
肝臓がん
最終更新日:
2024年07月04日
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2024/07/04
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治療

肝がんの進行度や全身の状態によって、以下のような治療を行います。

手術

がんが発生した部位とその周辺の肝組織を切除する治療です。がんが肝臓内にとどまっており、がんの数が3つ以下、なおかつ肝臓の機能が保たれている場合に推奨されます。

また、肝臓の機能が著しく悪化して適合条件に合致する場合は、肝移植が適応になることがあります。肝移植の適合条件には“ミラノ基準”や日本独自の“5-5-500基準”があります。

  • ミラノ基準……門脈・静脈・胆管などの脈管への広がりや肝臓以外への転移がなく、がんの数が3つ以下でがんの直径が3cm以内、または、がんの数が1つならがんの直径が5cm以内
  • 5-5-500基準……門脈・静脈・胆管などの脈管への広がりや肝臓以外への転移がなく、がんの直径が5cm以内かつ5つ以内で、肝がんの腫瘍マーカーであるAFPの値が500ng/mL以下

ラジオ波焼灼療法

体表面から肝臓に発生したがんに針を刺し、ラジオ波と呼ばれる特殊な電気を通電して高熱を発生させることでがんを死滅させる治療法です。

手術のようにお腹を切開する必要がないため、体への負担を抑えることが可能です。

肝機能や血液凝固機能、腎機能がある程度保たれており、がんの数が3つ以下かつ3cm以下のケースで適応となります。

カテーテル治療

足の付け根などの太い血管から、カテーテルと呼ばれる細い管を肝臓まで通して行う治療です。

抗がん薬を直接注入する“肝動注化学療法”、がんに栄養を送る血管内に固まる物質を注入して閉塞(へいそく)させる“肝動脈塞栓療法(かんどうみゃくそくせんりょうほう)”などが行われます。肝動脈塞栓療法は少し肝機能の悪い方や手術が適応とならない方などにも行うことができ、適応範囲が広く、繰り返し行えるという利点があります。抗がん薬の注入と血管の閉塞を同時に行う“肝動脈化学塞栓療法”として広く行われています。いずれもレントゲンやCTなどの画像を見ながら体内にカテーテルなどを挿入して治療する画像下治療(IVR)です。

なお、これらのカテーテル治療は、主に3cm以上の大きさのがんが複数あるケースなどで適応となります。

薬物療法

がんが肝臓以外に転移している場合や、肝臓内にとどまっていても手術やラジオ波焼灼療法、カテーテル治療などが行えない場合は、血管新生阻害薬や免疫チェックポイント阻害薬などによる薬物療法を行います。

まず、血管新生阻害薬のベバシズマブと免疫チェックポイント阻害薬のアテゾリズマブの併用、あるいはデュルバルマブとトレメリムマブの併用療法(STRIDEレジメン)を検討し、適応がない場合はレンバチニブ、デュルバルマブまたはソラフェニブを使用します。これらの一次治療が無効の場合はレゴラフェニブ、ラムシルマブ、カボザンチニブを使用します。

詳しくは「日本肝臓学会肝癌診療ガイドライン 肝細胞癌薬物療法アルゴリズム」を参照ください。

放射線治療

手術やラジオ波焼灼療法での治療が難しい場合に、肝がんの根治的治療として主にX線を利用した体幹部定位放射線治療(SBRT)と、粒子線を利用した粒子線治療を行います。

体幹部定位放射線治療は、がんがある部位にピンポイントにX線を照射することで、周囲の正常組織への影響を軽減することができます。粒子線治療は粒子線に含まれる陽子線や重粒子線を利用する治療法です。X線を用いる体幹部定位放射線治療と比べて、がんがある部位により高い量の放射線を照射でき、さらに周囲の正常組織への影響を軽減できます。

なお、体幹部定位放射線治療や粒子線治療は実施できる施設が限られるほか、治療の対象となる方も限られているため希望する場合は医師に相談しましょう。

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