検査・診断
肥厚性皮膚骨膜症では、バチ指ならびに皮膚肥厚は外見から見てわかる症状です。骨膜性骨肥厚を確認するために、症状の現れやすい長管骨を対象としたレントゲン写真を撮影します。また、肥厚性皮膚骨膜症は遺伝子の異常に関連して発症する病気であることから、同遺伝子異常を検索するために遺伝子検査が行われます。
肥厚性皮膚骨膜症と同様に骨が分厚くなる病気はいくつも存在しています。たとえば、チアノーゼを伴う心疾患でもバチ指がみられることがありますので、これを除外するために心臓の超音波検査が行われます。そのほかにも肺がん、サルコイドーシス、アミロイドーシス、クローン病、甲状腺機能亢進症などでも類似した症状が見られることがあるため、肥厚性皮膚骨膜症との鑑別をする検査が行われることがあります。
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