きょうくうどれなーじ

胸腔ドレナージ

監修:

適応

胸腔ドレナージは、以下のような病気の処置として行われます。特に、胸腔内にたまった気体や体液が原因となり、心臓が圧迫されてショック状態に陥っている場合には必須の処置です。

気胸

気胸とは、肺から空気が漏れて胸腔に空気がたまり、肺が縮んでいる状態です。気胸にはいくつかの種類があり、最も多い自然気胸は10~30歳代のやせ形の男性によくみられます。症状は、突然の胸の痛みと息苦しさです。ショックなど重い症状が現れる場合もあります。

胸水

胸水とは、何らかの原因で胸腔に異常に体液がたまっている状態や、たまっている液体そのものを指します。原因は数多く、たとえば心不全肝硬変肺炎、腫瘍、感染症などが挙げられます。胸水はたまる体液によっていくつかの種類に分けられ、血液がたまる状態を“血胸”、がたまる状態を“膿胸(のうきょう)”、ミルク状のリンパ液がたまる状態を“乳び胸”と呼びます。症状としては、呼吸困難や胸痛などが挙げられます。

最終更新日:
2025年07月30日
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2025/07/30
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