治療
腟カンジダには抗真菌薬が有効です。薬のタイプには腟錠(腟に入れる薬)、軟膏・クリーム、内服薬などがあります。
一般的に合併症がない腟カンジダの治療では、腟洗浄後に腟錠を腟深部に挿入します。連日通院できる場合は、イミダゾール系(クロトリマゾール、ミコナゾール硝酸塩、イソコナゾール硝酸塩、オキシコナゾール硝酸塩)の抗菌薬を1日1回投与し、計6回(6日間)行います。連日の通院が難しい場合には、週1回の通院でイソコナゾール硝酸塩またはオキシコナゾール硝酸塩を増量して投与します。ただし、連日通院して投与するほうがやや効果が高いといわれています。
通常、腟錠と併せて軟膏やクリームの外用剤を使用し、患者自身が1日2~3回外陰部に塗布するようにします。内服薬としてはフルコナゾールという真菌薬が用いられます。服用は1回のみで通院の必要がありませんが、ほかの薬剤との相互作用が出る場合があるため注意を要します。また、妊娠や授乳中の場合の使用はできません。
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