症状
腸内フローラのバランスが乱れて悪玉菌が優勢になると、腸内で毒性物質が多く産生されるようになります。腸内フローラのバランスは、消化や吸収、排便など腸の機能の維持に大きく関わっており、悪玉菌が増えると便秘や下痢などのトラブルが起こりやすくなります。
また、腸の粘膜は免疫細胞を作り出すはたらきも担っているため、腸内フローラのバランスが乱れるとさまざまな病気を引き起こす原因になると考えられています。現在、腸内フローラの乱れと病気との関係性についてはさまざまな研究が行われていますが、糖尿病、動脈硬化、肥満、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患との関係が指摘されています。また、悪玉菌が作り出す毒性物質には発がん性を持つものもあるため、大腸がんの原因になると考えられています。
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