原因
膿疱性乾癬の原因には、遺伝子的・体質的な素因が関係しているといわれています。膿疱性乾癬では、炎症を適切に制御する役割を担うIL36RN遺伝子と関連性が深いことが知られています。このIL36RN遺伝子に異常が生じると、うまく炎症を抑制することができなくなり、膿疱性乾癬の発症につながると推定されています。
膿疱性乾癬では、遺伝的な要因に加えて環境的な因子も重要です。膿疱性乾癬の症状は、徐々にではなく急に現れるケースが多く、感染症、ストレス、薬剤、妊娠などをきっかけとして症状が出現します。中でも多く見られる原因は感染症です。たとえば、喉の痛みや風邪が引き金となり膿疱性乾癬の症状が現れます。さらに症状が軽快・改善されても、こうした要因によって再度発症・悪化するケースもあります。
医師の方へ
膿疱性乾癬について
膿疱性乾癬の概要、診断方針、治療方針をまとめて確認することができます。
「膿疱性乾癬」を登録すると、新着の情報をお知らせします