原因
自己免疫性肝炎の発症原因は不明ですが、近年は発症しやすい遺伝子などが研究によって徐々に解明されており、日本人の場合、患者の約70%が陽性であるHLA-DR4との関連性が報告されています。
患者の家族が同じ病気を発症する例は少なく、自己免疫性肝炎は遺伝しないとされています。しかし、日本人患者にHLA-DR4の陽性例が多いことから、発症しやすい要素が遺伝する可能性はあると考えられます。
また、A型肝炎ウイルスやサイトメガロウイルスなどのウイルス感染をはじめ、薬剤の使用や妊娠、出産を機に発症する人もいるほか、すでに何らかの自己免疫性疾患を発症している人に合併しやすいことも分かっています。
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自己免疫性肝炎について
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