原因
“血の道症”は、漢方医学の“気・血・水”の3つの要素の中でも、特に血の巡りが悪くなる“瘀血”が主な原因であると考えられています。“気・血・水”とは漢方医学で用いられる考え方で、これらの3つの要素が体内を正しく巡ることで健康が維持され、これらの流れが滞ったりバランスが崩れたりすることで、さまざまな不調をもたらすとされています。
血の道症は、西洋医学における月経前症候群(PMS)、更年期障害、マタニティブルーズ、月経前不快気分障害(PMDD)、産褥うつ病などが該当するとされています。これらの病気の原因はそれぞれ異なりますが、多くは女性ホルモンの変動に社会的ストレスや生まれ持った気質が影響し合うことで起こると考えられています。そのため、身体症状と精神症状が同時に現れることもあり、症状も極めて多種多様であることが特徴です。
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