種類
角膜炎は炎症を引き起こしている病原体の種類によって、“細菌性角膜炎”、“真菌性角膜炎”、“アカントアメーバ角膜炎”、“ヘルペス性角膜炎”などに分けられます。
細菌性角膜炎
目に入ったごみや砂、コンタクトレンズなどによって角膜についた傷から細菌が侵入して感染し、炎症を起こすものです。細菌の種類によっては進行が早く、放置すると失明してしまう危険があるため、すぐに治療を開始する必要があります。
真菌性角膜炎
植物が角膜を傷つけたり、ソフトコンタクトレンズを交換せずに連続使用したり、免疫抑制剤を長く使っていたりする場合などに、カビ(真菌)が角膜に感染して起こります。細菌性のものと比べて、症状が出るまでに時間がかかるのが特徴です。
アカントアメーバ角膜炎
川や沼、公園の砂、洗面所などに存在する、アカントアメーバという微生物に感染して起こる角膜炎です。コンタクトレンズを正しく使用しなかった場合に感染することが多いといわれています。ほかの角膜炎と比べて目の痛みが激しいのが特徴です。
ヘルペス性角膜炎
ヘルペスウイルスというウイルスへの感染によって起こる角膜炎です。ヘルペスウイルスは体の中に潜伏する性質があるため、一度治っても体調不良やストレスなどをきっかけに再発することがあります。
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