適応
鎮痛薬の適応は薬の種類によって異なります。また、同じ成分であっても剤型の違い(内服薬か注射薬かなど)によって適応が異なることもあります。
よく用いられる経口薬のNSAIDs(ロキソプロフェンやイブプロフェンなど)やアセトアミノフェンでは、頭痛、腰痛、筋肉痛、打撲痛、月経痛、歯痛、手術や歯科治療後の痛みなど幅広い痛みに効果が期待できます。また、これらは病院で処方されるものと同じ成分の市販薬も販売されています。ただし、慢性の痛み(3か月以上続く痛み)に自己判断で連用するのは副作用などの面から好ましくありません。専門の医師の診察を受けることをおすすめします。
オピオイドは手術時や手術後の痛み、外傷による痛みなどの強い痛みに対して用いられます。また、がんによる痛み(がん性疼痛)のコントロールでは中心的な薬です。オピオイドは医師の処方によってのみ使用できる薬で、市販薬で手に入れられるものはありません。
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