けいついついかんばんへるにあ

頚椎椎間板ヘルニア

最終更新日:
2024年06月24日
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2024/06/24
更新しました
2017/04/25
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治療

頚椎椎間板ヘルニアの治療は、まず保存療法を行い、改善しない場合に手術療法を行います。

保存療法

保存療法には大きく理学的療法と薬物療法があります。

理学的療法

痛みが強く現れているときは、首を安静に保つために頚椎カラーという装具を装着します。また、専用の機器を使って首を引っ張ることで頚椎にかかる負担を軽減させる頚椎牽引療法や、首周りのマッサージ、運動療法、温熱療法などが行われることもあります。

薬物療法

痛みが強い場合には、鎮痛薬などの飲み薬や湿布などの貼り薬、神経ブロック注射などによって痛みを和らげます。また、しびれの症状に対してはプレガバリンやミロガバリンなどの神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)治療薬の処方が検討されることもあります。

手術療法

保存療法を行っても症状が改善しない場合は、手術として主に頚椎前方除圧固定術や頚椎椎弓形成術(けいついついきゅうけいせいじゅつ)を行います。症例によっては、手術によって変性した椎間板を摘出した後に頚椎人工椎間板を挿入することもあります(頚椎人工椎間板置換術)。

頚椎前方除圧固定術は、まず首の前方を数cm切開し、頚椎の骨の一部を削った後、脊髄を圧迫している椎間板全体を取り除きます。椎間板が取り除かれた部位は骨と骨の間が空洞になるため、自身の骨盤の骨やチタンでできた人工骨、合成樹脂などを使って固定します。

頚椎椎弓形成術は元々脊柱管が狭い方(発育性脊柱管狭窄症)が頚椎椎間板ヘルニアになった場合などに、首の後方から椎骨の一部である椎弓を切開し、間接的に圧迫を取り除く方法です。

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