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椎間板ヘルニアはなぜ起こる? 原因・症状

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2018/09/18

2018 年 09 月 18 日
更新しました
2018 年 08 月 06 日
掲載しました
椎間板ヘルニアはなぜ起こる? 原因・症状
泉 雅文 先生

北青山Dクリニック 脳外科

泉 雅文 先生

目次
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椎間板ヘルニアは、背骨を構成する骨の間にある「椎間板」が、なんらかの要因で突出し、神経に触れたり炎症を起こしたりすることで発症します。椎間板ヘルニアの原因や症状について、北青山Dクリニックの泉雅文(いずみまさふみ)先生にお話を伺いました。

椎間板ヘルニアとは?

背骨を構成する骨の間にある椎間板が突出して起こる病気

椎間板ヘルニアは、背骨を構成する骨の間でクッションの役割を担う「椎間板(ついかんばん)」のなかにある線維輪(せんいりん)が破綻して、髄核(ずいかく)(椎間板の中心部にあるやわらかい組織)を伴って突出し、神経に触れたり炎症したりすることで起こります。

椎間板ヘルニアの構造

首(頸)から腰までのどの場所にも発生する可能性がある

椎間板ヘルニアは、首(頸)から腰まで、どの場所にも発生する可能性があります。

発生した場所によって「頚椎(けいつい)椎間板ヘルニア」、「腰椎(ようつい)椎間板ヘルニア」あるいは、「胸椎(きょうつい)椎間板ヘルニア」などに分類されます。

椎間板ヘルニアはなぜ起こる? 原因について

椎間板が負荷を受けて劣化することで起こる

基本的に椎間板ヘルニアは、体の重みを支えている椎間板が、負荷を受けて劣化することで起こります。

生活習慣など「環境的な要因」で起こることが多い

椎間板が劣化する原因はさまざまです。大きな要素としては、加齢、生活習慣など「環境的(後天的)な要因」が挙げられます。よって、椎間板ヘルニアは、「病気」というよりも、慢性的な「怪我」に近いといえるでしょう。

外傷や遺伝的要因で起こることもある

環境的な要因のほかに、外傷や遺伝的(先天的)要因によって椎間板ヘルニアが起こることもあります。たとえば、遺伝で生まれつき椎間板が弱い方は、椎間板ヘルニアを発症しやすい要素を持っています。また、非常にまれですが「マルファン症候群」によって椎間板などの軟部組織の耐久性が低くなり、椎間板ヘルニアを発症するといったケースもあります。

マルファン症候群・・・マルファン症候群とは、遺伝子異常によって結合組織(細胞と細胞をつなぎとめる役割などを持つ線維成分)などに障害があるために、全身のあらゆる臓器・系統に障害が現れる疾患の総称です。

姿勢(反り腰や猫背など)

椎間板ヘルニアの原因になりやすい姿勢のひとつは、反り腰と、お腹に力が入っていない猫背です。直立の状態で重心線が腰よりも後ろにあると、体重が腰にかかります。すると、そのぶん椎間板への負荷が大きくなり、ヘルニアの原因になることがあります。

上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)(腰に手を当てたときに触れる出っ張りの部分)と肩峰(けんぽう)(肩甲骨のもっとも外側にある部分)が一直線上に並ぶような立ち方が正しい姿勢とされます。

椎間板ヘルニアの姿勢

体重が重い

平均的な体重の方で、上半身の重さは全体重のおよそ6割といわれています。そのため、体重が重い方はそのぶん椎間板にかかる負荷も大きくなります。

加齢

人間は、生物としての側面、物質としての側面を持っていますが、年月とともに、物質としての劣化、つまり「経年の劣化」は当然起こります。加齢によって体にさまざまな影響が起こりますが、そのひとつとして、椎間板も劣化していきます。

患者さんには「たとえばあなたが40歳なら、建物でいえば築40年ということで、かなり長いです。そのぶん、体にさまざまな変化が起こるのです。」とたとえてお話しすることもあります。

生活習慣

長時間座っている・立っている、同じような動作を反復する、といった体に負荷がかかる生活習慣も、椎間板ヘルニアの原因になりえます。一例として、スイングを何万回と練習するプロゴルファー、アメフトやラグビーなどのコンタクトスポーツの選手、体に急激な力が加わる(勢いよく動いたり、止まったりする)体操の選手などを含めて、プロスポーツ選手は体への負荷が大きくなりやすいといえます。

プロゴルファー

喫煙

喫煙と椎間板ヘルニアには関連があるといわれています。

椎間板は、その上下にある「終板」という組織の毛細血管から血液をもらい、ゆっくりと再生を繰り返しています。喫煙は毛細血管の血流を悪化させるため、椎間板の再生速度を遅らせることにつながり、劣化や変性が起きやすいと考えられます。

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