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椎間板ヘルニアはどのように治療するの? 選択肢と保存療法の詳細
椎間板ヘルニアは、背骨を構成する骨の間にある「椎間板」がなんらかの要因で突出し、神経に触れたり炎症を起こしたりすることで発症します。椎間板ヘルニアの治療はどのように行うのでしょうか。その選択肢と...
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公開日 : 2018 年 08 月 06 日
更新日 : 2018 年 09 月 18 日

椎間板ヘルニアはどのように治療するの? 選択肢と保存療法の詳細

目次

椎間板ヘルニアは、背骨を構成する骨の間にある「椎間板」がなんらかの要因で突出し、神経に触れたり炎症を起こしたりすることで発症します。椎間板ヘルニアの治療はどのように行うのでしょうか。その選択肢と、基本となる「保存療法」の詳細について、北青山Dクリニックの泉雅文(いずみ まさふみ)先生にお話を伺いました。

椎間板ヘルニアの治療にはどのような選択肢があるの?

基本的には保存療法を行い、症状の改善を試みる

椎間板ヘルニアに対する治療の基本は、「保存療法(手術を行わない治療)」です。

まずは安静と、必要に応じて薬物療法理学療法を行い、症状の改善を試みます。これらの治療を行っても痛みなどの症状が改善しない場合には、神経ブロックを行うことがあります。一方で、長期間にわたって症状が続き生活が制限されるようなケースでは、患者さんの希望や状況に応じて、手術を検討します。

神経ブロック・・・局所麻酔やステロイド剤を注射して痛みを和らげる治療法

(椎間板ヘルニアの手術については記事4『椎間板ヘルニアの手術』をご覧ください。)

<椎間板ヘルニアの保存療法>

  1. 安静
  2. 薬物療法・理学療法(必要に応じて)
  3. 神経ブロック(必要に応じて)

安静

記事1『椎間板ヘルニアはなぜ起こる? 原因・症状』でお話ししたように、椎間板ヘルニアは、なんらかの要因で椎間板が突出し、神経に触れたり炎症を起こしたりすることで発症します。そのため、椎間板ヘルニアの治療では、まず「安静」にして症状の改善を試みます。安静とは、傷ついた神経に余計な圧をかけないよう脊椎の可動域を制限し、楽な姿勢で長時間過ごすことです。

横向きに寝ている患者さん

薬物療法

非ステロイド性消炎鎮痛剤(痛み止め)や筋弛緩薬(筋肉の緊張を和らげる薬)を使い、痛みを抑える薬物療法を行います。

理学療法

安静や薬物療法によって痛みが治ったあとは、ストレッチなど体の荷重の偏りをとるリハビリを行います。

神経ブロック

神経ブロックとは、局所麻酔やステロイド薬を注射して痛みを和らげる治療法です。

通常、椎間板ヘルニアは、急性増悪(きゅうせいぞうあく)(急激に症状が悪化すること)してから1週間ほど経った時期に、もっとも痛みを感じやすいとされています。そのため、安静や薬物療法、理学療法を行い、2週間経過しても症状が改善されず日常動作が大きく制限される場合、神経ブロックを検討します。

神経ブロックは、注射の部位によっては患者さんの安全を確保するために入院が必要なケースもあります。

数か月経っても症状が改善しないケースでは手術を検討する

先述の通り、基本的な椎間板ヘルニアの治療は「保存療法」です。しかし、数か月経っても症状が改善しないケース、あるいは症状によって社会生活が制限される場合には、患者さんの希望や状況に応じて手術を検討します。

(椎間板ヘルニアの手術、レーザー治療については記事3『椎間板ヘルニアのレーザー治療(PLDD)』をご覧ください。)

主治医と診察を受けている患者さん

保存療法が適応にならないケースはあるの?

発症当初から運動神経症状が強く出ているケースなど

発症した当初から運動神経症状が強く出ているもの、たとえば、手や足が動かない、細かい動きができないようなケースは、早急な治療が必要と判断し、保存療法を選択しないこともあります。

また、記事1『椎間板ヘルニアはなぜ起こる? 原因・症状』でお話ししたように、ヘルニアによって馬尾(ばび)と呼ばれる神経が圧迫され傷つくと、排尿障害、排便障害を生じることがあります。このような場合、早急に原因を取り除くことが必要であるため、手術を検討します。

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連載記事

「椎間板ヘルニア」についての相談が3件あります

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