検査・診断
頸部リンパ節腫大では、さまざまな検査を行うことで原因を特定します。
画像検査
頸部の造影CT検査や超音波検査などの画像検査では頸部リンパ節腫大の程度や位置などを正確に評価することが可能です。また、他臓器のがんや他の部位のリンパ節腫大を調べるために全身CT検査が行われることが一般的です。
血液検査
血液検査では、炎症反応やIL-2レセプターなどの腫瘍マーカーの評価を行います。また、場合によっては甲状腺ホルモンなどを調べて、内分泌疾患がないかを確認することもあります。
生検
リンパ節に針を刺して組織の一部を取り出し、病理検査を行います。患者さんの体への負担が大きい検査ですが、リンパ節腫大の正確な原因が特定できます。
すべての例に行うわけではなく、血液検査や画像検査などから悪性リンパ腫や結核が疑われるときに行います。特に悪性リンパ腫では、病型を定め、治療方針を決定するうえでも大切な検査です。
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