原因
頸部リンパ節が腫大する原因としては、治療の必要がないものから速やかに治療を行わなければならないものまで多くのことが考えられます。
感染症
細菌やウイルスが入り込むことでリンパ節が反応性に大きくなります。麻疹や風疹ウイルス、サイトメガロウイルス、EBウイルス、結核菌などが原因となります。単なる上気道炎や虫歯でも頸部リンパ節腫脹が生じることがあります。
急激に腫大し、感染症が軽快すると徐々に小さくなるのが特徴です。腫大を繰り返すとリンパ節内が瘢痕化して元に戻らないこともありますが、大きな問題はありません。
がんの転移
頸部リンパ節はがんの転移が起こりやすい場所ですが、頸部リンパ節腫脹において、がんの転移が原因となっている場合は高くありません。
リンパ節のがん
頸部リンパ節自体ががん化したものです。悪性リンパ腫やリンパ管腫などが挙げられます。
川崎病
乳幼児に好発する病気で、発症メカニズムは解明されていません。高頻度で片側性の頸部リンパ節主張を来たすのが特徴です。
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