検査・診断
問診
胸やけや呑酸、胸痛や飲み込みにくさなどの食道炎を疑う症状について聴取します。ときに慢性の咳や睡眠障害、嗄声(声のかすれ)が出ることもあり、注意が必要です。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
口や鼻から内視鏡(胃カメラ)を挿入して、食道の粘膜の様子を直接観察します。食道の発赤やびらん、潰瘍などの様子によって原因をある程度は特定できます。胃食道逆流症で生じた逆流性食道炎では、食道の下端に縦方向に走るびらん、潰瘍が認められます。
生検検査
胃カメラを行いながら、びらんや潰瘍など異常のある部分の粘膜を一部採取して顕微鏡で検査を行います。好酸球性食道炎やカンジダ性食道炎の診断で有効です。
食道内pHモニタリング
胃食道逆流症を疑った場合、必要に応じて行う検査です。食道内のpHを持続的に測って、胃酸の逆流の有無をチェックします。
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