治療
骨パジェット病は、重症度に応じて治療方針を決定します。痛みがある、骨折しやすい状態である、脊椎や頭蓋骨などに変形による機能障害があるといった場合に治療を行います。
治療では、主に骨の過剰な代謝を抑制するビスホスホネート製剤などを使用します。痛みに対しては各種の鎮痛薬を用います。
そのほか、病態に応じて、変形した骨の形を修復する手術、変形性関節症に対する骨の形成術、関節を人工関節へ置き換える人工関節置換術、また脊柱管狭窄症に対する椎弓切除術*などが行われることもあります。
*椎弓切除術: 腰の位置にある椎弓と呼ばれる骨の一部を切り取り、神経の通り道である脊柱管を広げて神経の圧迫を取り除く手術。
参考文献
- 難病情報センター. ” (11)整形外科疾患|骨パジェット病(平成24年度)”. 厚生労働省. 2012. https://www.nanbyou.or.jp/entry/3158. (参照 2024-03-07)
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