予防
骨折しにくい丈夫な骨を作るためには、バランスのよい食生活を送ることが大切です。特にカルシウムやその吸収をサポートするビタミンDを積極的に取ることを心がけましょう。カルシウムは牛乳やいわしに多く含まれ、ビタミンDは卵やまぐろに多く含まれることが分かっています。また骨折の原因となる転倒や衝突などを防ぐため、自動車に乗る際にシートベルトをすることや、飲酒をする際は飲みすぎないようにすることなどを心がけましょう。
なお年齢や生活環境、基礎疾患によっても日常での注意点は異なります。日頃からスポーツなどを熱心に行っており体を酷使する傾向にある方は、準備体操をしっかり行い、トレーニング内容を見直すなど、体の一部分に負荷のかかりにくい工夫を取り入れましょう。また、高齢者や骨粗しょう症の人など骨が脆くなっている可能性が高い人は、自宅の中でも骨折する危険があります。段差や階段などに注意し、手すりを取り付けるなど安全対策を行いましょう。筋力や柔軟性を高め、骨折を予防するため適度な運動を行うことも有用です。
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