くびがいたい

首が痛い

首

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概要

首は頭の重みを常に支えているために無理が起こりやすく、寝違えなどによって痛みを感じることも多い部位と考えられます。

首の痛みの原因には、骨や筋肉、筋などの問題によるものもあれば、皮膚や血管の問題、リンパ節の腫れなど、さまざまなことが考えられます。自然と治っていくことも多い首の痛みですが、時間が経っても治らない、繰り返しているなどの場合には注意が必要です。

原因

首はドーナツ状の骨が7個連なってできています。その間には椎間板というクッションがあり、骨の輪の中には脊髄が通っています。この脊髄から枝分かれした神経が骨のすき間から腕などに伸びています。

また、骨の周囲には靭帯や筋肉があり、首自体食道や気管、甲状腺、太い血管など重要な臓器が集中している複雑な構造をしている部分でもあります。首の痛みとひとくちにいっても、何が原因になっているかを慎重に見極める必要があります。

筋肉や骨、神経の問題によるもの

首を支える筋肉や骨の異常や神経の圧迫などによる痛みは、首の痛みの中でも比較的頻度の高いものです。手のしびれなどの症状を伴うこともあります。

さまざまな病気がありますが、加齢、けが、首を激しく振る動作、首を前傾してものを見る姿勢、長時間のパソコン操作、寝る姿勢や枕の高さの問題などが原因となっていることが多くあります。

血管や脳の問題によるもの

脳の中での出血や感染症、血管の壁が裂けるといった状態によっても、首の痛みを感じる場合があります。

くも膜下出血は、強い頭痛が起こるというイメージがありますが、出血が少量であれば必ずしも強い頭痛が急に起こるとは限らず、軽い頭痛や首の違和感だけの場合もあります。小さい出血を起こした数日後に、本格的な出血を起こすということもあります。

髄膜炎では、脳や脊髄を包む膜と髄液に炎症が起こります。この際は首を曲げたり、左右に振ったりすると痛みが強くなったり、他人が首を曲げようとした際に意識して力を入れるわけでもないのに非常に固くて曲がれない(項部硬直)ことがあります。発熱、頭痛、吐き気などもみられることがあります。

甲状腺の問題によるもの

首前面の、喉ぼとけの下あたりに甲状腺という臓器があります。感染症などにより強い急激な炎症を起こすと、痛みや腫れが起こることがあります。

皮膚やリンパ節の問題によるもの

皮膚にできものや湿疹があっても首の痛みを感じる場合があります。帯状疱疹などは強い痛みを感じることのある代表的な皮膚の病気です。

また、感染などの理由によってリンパ節が腫れ、痛みを生じることもあります。

首の痛みの原因になる具体的な病気については以下の記事を参照してください。

症状

原因により、首の痛みに伴って起こりやすい症状は異なります。筋肉などが原因の場合には、首が回らない、肩こり、頭痛などが起こることもあります。神経の圧迫などが起こっている場合には、手のしびれなどにも注意が必要です。

甲状腺の病気や何らかの感染などの場合には、首の腫れや喉の痛みなどを自覚することもあるでしょう。

首の痛みに伴って起こりやすい症状の詳細については以下の記事を参照してください。

頭痛
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治療

首の痛みに対しては、原因に応じた治療を行います。

筋肉や骨、神経の問題によるもの

原因に応じ、安静やネックカラーによる固定、リハビリなどを行います。痛み止めや炎症止めの薬の使用を合わせて行い、程度によっては手術を行うこともあります。パソコン作業などに対しては、机の高さ・椅子の高さ・定期的な休憩など作業環境の整備も重要です。

血管や脳の問題によるもの

たとえば、くも膜下出血が見つかった場合、状態に応じて手術を行います。髄膜炎などに対しては、原因となっている病原体に効果のある薬を使用する、薬物療法が主となります。

甲状腺の問題

痛み止めや炎症を沈める薬を使用し、回復を待ちます。

皮膚やリンパ節の問題によるもの

ピリピリした痛みの原因になり得る帯状疱疹という病気が見つかれば、ウイルスに対抗する薬を使用します。湿疹などであれば炎症を抑える塗り薬や、保湿剤を使用します。

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