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公開日 : 2017 年 04 月 18 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

致死性不整脈の主な治療法-薬からICD(植え込み型除細動器)まで

旭川医科大学 保健管理センター 教授
川村 祐一郎先生

記事1『突然死の可能性もある致死性不整脈の種類と原因』では、主に致死性不整脈の種類やその症状、原因などをお話いただきました。心室細動では、特に緊急の救命が重要であるといいますが、救命において大きな役割を果たすものにAED(自動体外式除細動器)があります。街中で突然発作を起こし倒れたとしても、AEDを動員されれば助かる可能性も高くなります。また、致死性不整脈の治療には、薬による治療、カテーテル・アブレーション、ICD(植え込み型除細動器)があり、旭川医科大学の教授である川村 祐一郎先生は、これらは大きな効果が期待できるとおっしゃいます。今回は、引き続き同大学の川村 祐一郎先生に、致死性不整脈の主な治療法についてお話いただきました。

致死性不正脈の治療の種類

致死性不整脈において、主に心室細動の発作を起こした方の救命で大きな役割を果たすものが、AED(自動体外式除細動器)です。心室細動は突然起こることに加え、短時間で死に至ってしまう危険な不整脈です。AEDは、このような心室細動により意識を失った方の緊急の救命を可能にします。また、後ほど詳しく述べますが、致死性不整脈の治療には、主にICD、カテーテル・アブレーション、薬があります。私はこれを致死性不整脈における3種の神器と呼んでおり、それほど致死性不整脈において大きな効果が期待できる治療であると考えています。

AED(自動体外式除細動器)の役割

街中で心室細動の方を救命するために大きな役割を果たすものが、AED(自動体外式除細動器)です。AEDは、心室細動の発作を起こした方に対し電気ショックをかけて蘇生する装置であり、今や病院をはじめ空港や駅や学校など、あらゆる公共施設に設置されています。お話したように、心室細動は発作が起こると、短期間で亡くなる可能性が非常に高くなってしまいます。それを防ぐため、最短で処置をすることができる装置がAEDです。

このAEDの使い方は簡単です。電源を入れ、ふたをあけると自動的に音声が流れる仕組みになっているため、それに従えば設置が完了します。具体的には、胸の上に2つの電極パッドを貼り、ボタンを押せば機械が自動的に診断をし、治療をおこなってくれます。

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AED:自動体外式除細動器 (画像:川村 祐一郎先生ご提供)

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