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大腸がんの検査・治療(内視鏡治療・外科手術)における複十字病院の取り組み

疾患啓発(スポンサード)

最終更新

2019/05/17

2019 年 05 月 17 日
更新しました
2019 年 04 月 26 日
掲載しました
大腸がんの検査・治療(内視鏡治療・外科手術)における複十字病院の取り組み
公益財団法人結核予防会複十字病院 副院長 生形 之男 先生

公益財団法人結核予防会複十字病院 副院長

生形 之男 先生

目次
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大腸がんにおける治療は、一般的に手術による切除が多いです。多くの場合、腹腔鏡下手術または開腹手術が行われますが、がんの深達度が浅く、広がりが少ないケースでは、内視鏡治療によってがんを切除できることもあります。内科・外科が連携して診療を行っている複十字病院消化器センターでは、内視鏡検査と早期大腸がんに対する大腸内視鏡治療を積極的に行っています。複十字病院で行っている大腸内視鏡検査の流れや大腸がんの治療について、複十字病院副院長の生形之男先生にお話しいただきました。

大腸がんを正確に診断するための大腸内視鏡検査

記事1『大腸がんの早期発見・診断のために―原因からみる予防・検診の重要性』でお話しした便潜血検査の結果から大腸がんが疑われる場合には、大腸がんの診断のための大腸内視鏡検査を行います。大腸内視鏡検査とは、肛門から直接内視鏡を挿入して、大腸の中を観察する検査です。

当院の大腸内視鏡検査は、日帰りで受けていただくことが可能です。ご高齢の患者さんやADL(日常生活動作)に低下がみられる方に対しては、体への負担を減らすために2泊3日の入院期間を設けています。

大腸がんの進行度と症状

がんの進行度はがんの「根の深さ」ではかる

大腸がんは、大腸壁のもっとも内側にある粘膜部位から発生します。がんの進行度をはかるには、見た目の腫瘍の大きさ(横面積)ではなく、大腸壁に対するがんの深さ(根)および多臓器転移の有無をみることが重要です。この腫瘍の根の深さを、深達度といいます。深達度が深ければ深くなるほど、がんが粘膜下層や固有筋層、漿膜下層、漿膜を突き破ってリンパ管や血管などに近づくので、転移を起こしやすくなります。見た目の大きさは進行度にはほとんど関係せず、深達度と多臓器転移によってがんの進行度が決まります。

大腸がんの症状はどの段階で現れる?

記事1『大腸がんの早期発見・診断のために―原因からみる予防・検診の重要性』でご説明したような大腸がんの症状(血便、下血など)は、下図におけるT4a期以降に自覚されることが多いです。ただし、患者さんによっては進行がんの早期段階(T2、T3)で出血することもあります。

また、痛みの症状を伴う場合は、がんが転移している可能性が高いと考えられます。

深達度のイメージと分類
深達度のイメージと分類