【近日公開】デジタル化と医療情報の利活用が叶える「未来」
新型コロナウイルスワクチンに関する適切な情報を市民へ
最前線でコロナと闘う専門家が、
“わかりやすさ”と統計情報にこだわって
コロナのワクチンをやさしく解説します
運営
POINTワクチンの有効性とは?
参考:中野先生ご講談「新型コロナウィルス感染症に対するワクチン」イスラエル最大の保健機構「クラリット研究所」が、総計120万人の一般市民を対象とし、ファイザー社製の新型コロナワクチンを「2回接種した人」と「接種しなかった人」の2グループに分けて発症事例を比較。その調査結果によると、現時点の臨床研究で分かっているワクチンの有効性は以下の通りにまとめられます。
発症予防効果
「発症」とは、ウイルスや細菌などの病原体に感染した後、その病原体が増殖して症状が出ることです。つまり、発症予防効果は「病原体に感染しても症状が出ることを防ぐ効果」という意味です。
重症感染予防効果
新型コロナウイルス感染症では、一部の方で集中治療や人工呼吸器などが必要な重い症状が引き起こされます。重症感染予防効果とは、ワクチンを接種することでこのような「重い症状が出る人を減らす効果」のことです。
感染予防効果
ウイルスや細菌などが体に入りこみ増殖することを感染といいます。感染予防効果とは、「その病原体に感染しなくなる効果」のことです。
集団免疫とは、ある病原体に対して多くの人が免疫を持つことで他者に感染しづらくなり、ワクチンを接種していない人にも予防効果が及んだ状態のことです。 集団免疫効果があるかどうかは大規模な接種がされるまでわからないため、新型コロナワクチンに集団免疫効果があるかどうかはわかっていません。しかし、接種した本人の発症を防げることは分かっているため、社会全体として重症者や死亡者が減少することは期待できるでしょう。
POINTワクチンの効果・副反応・有害事象の定義とは
参考:中野先生ご講談「新型コロナウィルス感染症に対するワクチン」1. 注射を打った場所の 痛みや腫れ
1回目
86.6%
2回目
79.3%
2. 疲労
1回目
41.5%
2回目
55.5%
3. 頭痛
1回目
32.8%
2回目
44.0%
4. 筋肉痛
1回目
14.3%
2回目
16.4%
その他、悪寒、関節痛、発熱などの諸症状が報告されていますが、
ほとんどが軽度〜中等度で、入院が必要な重症例はほとんどありません。
アナフィラキシーとは、2つ以上の重いアレルギー症状が、短時間で急激に現れる状態のこと。全身のじんましんに加えて、息苦しさや血圧の低下が起こるのが典型的です。
国内でもワクチンの接種が始まり、アナフィラキシーを疑う事例の報告がされています。ただし、予防接種・ワクチン分科会、副反応検討部会などでも国内と海外における報告基準が異なる可能性が指摘されています。(2021年3月14日時点)
アナフィラキシーが起こる頻度の比較
ハチ
約5000人/100万人
抗生剤
約400人/100万人
新型コロナワクチン
( mRNA ワクチン )
約5人/100万人
全身麻酔
約200人/100万人
インフルエンザ
ワクチン
約1.3人/100万人
アナフィラキシーが起こったら?
ワクチンを接種してアナフィラキシーが起こった人のうち
この為、接種後15分は必ず
経過観察が必要
万が一アナフィラキシーが発生した時は、薬によって治療ができます
01
接種の時期より前に、市町村から「接種券」と「新型コロナワクチン接種のお知らせ」が届きます。
02
ご自身が接種可能な時期が来たことを確認したら、接種できる医療機関や接種会場を検索します。
03
接種ができそうな医療機関や接種会場が見つかったら、電話やインターネットで予約をしてください。予約方法は医療機関や接種会場によって異なる可能性がある為、公式ホームページからよく確認するようにしましょう。
04
予約日時に、予約した医療機関もしくは接種会場に、「接種券」と「本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)」を持っていき、接種します。
※ワクチンにかかる費用は公費でまかなわれるため、無料で接種できます。
※ほとんどのワクチンは日を置いて2回接種する必要があります。
新型コロナワクチン公共情報タスクフォースの「これでわかる!新型コロナワクチン情報」は、リンクフリーです。団体・医療機関・医師・企業・個人を問わず、ご利用ください。
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当サイトは、新型コロナウイルスのワクチンに関する情報について、“わかりやすさ”と最新のエビデンスにこだわって発信するために、新型コロナワクチン公共情報タスクフォースが運営しています。
国内でも新型コロナウイルスワクチン接種が開始されました。ワクチン接種の進捗や国民の皆様の関心の高まりとともに、ワクチンの効果や副反応に関する多様な報道がなされ、不正確な情報や誤った情報が急速に拡散してしまうことが懸念されます。
こうした状況に対し、新型コロナワクチン公共情報タスクフォースでは、医師や各界の専門家の集合知によって、ワクチンに関する信頼できる情報を発信してまいります。ワクチンの接種に不安や迷いを持たれている方が、ワクチンを接種するかどうか、自分の判断で納得して決められるよう支援してまいります。
新型コロナワクチン公共情報タスクフォース
医療従事者リスクコミュニケーション分科会メンバー一覧(あいうえお順/敬称略)
部会長 井上祥
株式会社メディカルノート代表取締役/医師
座長 今枝宗一郎
衆議院議員/医師/自由民主党新型コロナ対策医療系議員団本部幹事長
顧問 大曲貴夫
国立国際医療研究センター国際感染症センター長
海﨑泰宏
株式会社メディカルノート 公共政策室
副代表幹事 木下喬弘
医師/救急医学会専門医/外傷学会専門医/公衆衛生学修士
事務局次長 坂元晴香
慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 特任助教/医師/公衆衛生学修士
櫻井桂子
慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 特任助教/薬剤師/公衆衛生学修士
椎名毅
椎名つよし法律税務事務所 所長/弁護士
重見大介
産婦人科医/公衆衛生学修士
柴田綾子
淀川キリスト教病院 産婦人科
顧問 高山義浩
沖縄県立中部病院 地域ケア科・感染症内科副部長
顧問 中野貴司
川崎医科大学小児科学教授
中村洋基
PARTY / Yahoo! JAPAN/ 電通デジタル Executive Creative Director
野口翔平
埼玉医科大学総合医療センター産科麻酔科 助教
事務局次長 松岡綾乃
株式会社メディカルノート執行役員/CPO
藤原未来子
一般社団法人日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会事務局長
代表幹事 峰宗太郎
米国国立研究機関博士研究員/医師/薬剤師/博士
顧問 宮田裕章
慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授
山﨑里紗
長崎大学医学部医学科 学部学生
事務局長 山本隆太郎
クオリーズ株式会社代表取締役/日本医療ベンチャー協会 副理事長