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チック障害
チック障害(チック症)とは、本人の意思とは関係なく(不随意)・急に(突発的に)運動や発声が反復して起こる病態で、それぞれ運動性チック、音声チックと呼ばれます。複数のタイプの症状が長期間続く場合は...
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チック障害ちっくしょうがい (別:チック症)

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
掲載しました。
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概要

チック障害(チック症)とは、本人の意思とは関係なく(不随意)・急に(突発的に)運動や発声が反復して起こる病態で、それぞれ運動性チック、音声チックと呼ばれます。複数のタイプの症状が長期間続く場合は、トゥレット症候群と呼び区別します。

心理的なストレスや、遺伝子や脳の機能障害がチックの発症に関与すると報告されています。症状を気にしないことが大切で、多くの場合、成長とともに改善します。
 

原因

チックの原因は完全には明らかになっていません。かつては心理的なストレスなどが原因になるといわれていましたが、近年(2017年現在)の研究では遺伝要因や脳の機能障害が関与するとの報告もあります。

症状

チックの症状は運動性チックと音声チックに分かれます.

運動性チック

自分の意思とは関係なく筋肉の早い収縮が起こります。これは瞬間的に起こり、不規則な間隔で反復します。顔面・頚部・首・舌・四肢などの筋肉が収縮し、首振り・瞬目(まばたき)・顔しかめなどの症状が多く認められます。

音声チック

咳払い、発声が自分の意思と関係なく起こります。「あっ」、「へっ」といった発声や、意味不明な発言、汚言(通常人前でいうことがはばかられるような暴言や性的な言葉)、状況に合わない単語の連用、他人の話した単語の反復などがみられます。

チックは、症状や持続時間により以下のように分類されます。

  • 一過性チック障害:上述した症状が18歳未満で発症し、持続する期間は4週間以上1年未満です。10~20%の児童に生じる比較的頻度の高い病態です。
  • 慢性運動性または音声チック障害:運動性あるいは音声チック症状が1年以上続く病態です。運動性チックのみを認めることが大半です。
  • トゥレット症候群:多種類の運動性チックとひとつ以上の音声チックが頻繁に生じ、1年以上続く病態です。トゥレット症候群は、強迫性障害や注意欠陥多動性障害を併発することがあります。

チックの症状は睡眠時には認めず、男児に多い傾向にあります。
 

検査・診断

チックは、症状から診断を行います。トゥレット症候群の患者さんでは脳波に異常を認めることが多いです。脳波に異常をきたす頻度は文献によりますが、40%弱から80%程度と報告されています。
 

治療

チックの症状に注意を向けると症状が悪化するため、気にしないことが何よりも大事です。ご家族の方もできるだけ無視することが推奨されています。

多くの場合、チックは成長とともに改善しますが、トゥレット症候群は難治であり、保険適応はありませんが、ハロペリドールやリスペリドンなどの抗精神病薬で治療します。近年、臨床試験段階ではありますが、わが国でも脳深部刺激療法の有効性が報告されています(2017年現在)。
 

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