原因
ノロウイルス感染症はノロウイルスに感染することによって引き起こされます。
ノロウイルスの主な感染経路は経口感染であるとされており、ノロウイルスに汚染された飲食物を口にすることによって感染するケースも多いとされています。ノロウイルスはカキやアサリなどの二枚貝に多く潜んでおり、十分に加熱せずに摂取すると感染する危険が高くなります。また、ウイルスが付着した調理者の手や調理器具を介して飲食物にノロウイルスが付着することも感染の原因になります。
そのほか、ノロウイルスは接触感染や飛沫感染によって広がることも少なくありません。ノロウイルスは感染力が非常に高いため、家族、学校、職場など身近に感染者がいる場合は物品に付着したわずかなノロウイルスを周囲の人が触り、その手で口や鼻に触れることで感染する可能性があります(接触感染)。また、感染者の唾液にはノロウイルスが含まれているため、咳やくしゃみなどのしぶきが周囲の人の口の中に入ると感染します(飛沫感染)。
また、ノロウイルスは感染者の吐物や便などと共に多く排出されるため、これらの汚物から感染が広がるケースも珍しくなく、保育園や高齢者施設などでは集団発生するケースも多いとされています。
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